(社会)奨学金破産

国の奨学金を返せず自己破産するケースが、借りた本人だけでなく親族にも広がっているという話だ。この記事に関しては、SNSユーザーさんの日記を拝見しているととても勉強になる。

この記事について日記を書いているSNSユーザーさんの意見のひとつに「大学別の延滞率を公表すべきだ」というのがある。とても参考になる意見だと思う。やはりレベルの低い大学ほど、奨学金を借りている学生の延滞率は高くなるような気がする。もしそういうデータがあるものとすると、そのことから何が推測できるか。やはり、そういう大学を卒業しても、産業界からはそれほど評価されず、いい就職ができにくいということなのではないだろうか。いい就職ができにくいため、賃金も低くなり、その後の返済もうまくいかないケースが発生しやすくなるということだろう。

もうひとつ私が参考になると感じた意見に、「こういう延滞が起こるのは、高校の教員が主たる責任者だ」という意見だ。私は高校の教員や生徒の父兄は、進学を目指すその大学が、奨学金を借りてまで進学する値打ちのある大学なのか、冷静に評価する姿勢を身に付けるべきだと思う。その大学が奨学金を借りてまで進学する値打ちがないと考えるのであれば、その対処方は次の2つになると思う。

(1)奨学金を借りてまで進学しようとするのであれば、それだけの値打ちのありそうな、世間の評価がある程度以上に高い大学をめざす。

(2)もしそういう世間の評価がある程度以上に高い大学に合格できるだけの学力がないのなら、大学進学そのものを諦める。(←ここが重要)

上記の場合のように、大学進学のための十分な自己資金が手当てできず、しかも世間の評価がある程度以上に高い大学に合格できるだけの学力もない人が大学進学を諦めると、大学進学者の絶対数は減少するだろう。すると、世間の評価が低いレベルの低い大学では、定員の充足がますますできにくくなり、大学の倒産が加速する可能性がある。実は、こういう大学の倒産こそ促進するべきなのではないかと思うのだ。

このことを逆に言うと、安易な奨学金の貸し付けが行われていると、そのことがレベルの低い大学の不必要な延命につながってしまうと思うのだ。

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奨学金破産、過去5年で延べ1万5千人 親子連鎖広がる

(朝日新聞デジタル - 02月12日 05:16)